やりたいことが多すぎて、どれから手を付けるか決まらない
2026年9月19日
リストが40行を超えたあたりから、開いても何も決まらなくなります。
数が多いからではありません。「ヨーロッパを一周する」と「近所のパン屋に行く」が同じ場所に並んでいるからです。この2つは比べられません。比べられないものを並べると、人は選ぶのをやめます。
長いリストが止まる理由
選ぶという行為は、比較です。比較には、同じものさしが要ります。
やりたいことリストは、書いた順に積まれます。思いついた順なので、10万円かかるものと0円のもの、3年かかるものと30分で終わるものが混ざります。
そこから1つ選ぼうとすると、頭の中で毎回こう計算することになります。お金、時間、相手の予定、季節。40行あれば40回それをやることになって、たいてい途中で閉じます。
選ぶのをやめて、棚に置く
やることは単純です。選ぶ代わりに、3つの棚に分けます。
- 今月やる
- 今年のうちにやる
- いつか
分ける基準は、やりたい気持ちの強さではありません。動き出せるかどうかです。予約が要るもの、相手の休みが要るものは「今年」へ。思い立った日にできるものが「今月」です。
この作業自体は10分で終わります。そして終わったあと、リストを開いたときに見るのは「今月」の棚だけになります。
今月の棚は、3つまで
ここが肝心なところです。
今月の棚に10個入れると、また同じ状態に戻ります。3つに制限してください。3つなら、開いた瞬間に全部見えます。
減ったら、今年の棚から1つ繰り上げる。これだけで、リストが「眺めるもの」から「今週の候補」に変わります。
「いつか」の棚を消さない
役に立たないように見えて、この棚は要ります。
思いついたことを書ける場所がないと、次から書かなくなります。実行する見込みのないものでも、置ける場所があることのほうが大事です。「いつか」は捨て場ではなく、保管場所として扱ってください。
年に1回だけ見直せば十分です。見直し方はやりたいことリストが続かない3つの理由に書きました。
二人で持っている場合
棚分けは、片方が勝手にやらないほうがいいです。
相手が「今年」に入れたつもりのものを「いつか」へ動かすと、興味が無いという意思表示に見えます。棚を動かすときは一声かけるか、最初の仕分けだけ一緒にやってください。
ペアバケットリストでは、やりたいことの下にやることをぶら下げられるので、棚の代わりに親の行を3つ作って、その下に移す形でも同じことができます。共有メモなら見出しを3つ置くだけです。
10分でできること
リストを開いて、今月できるものを3つだけ上に移してください。
残りは触らなくていいです。40行のリストが、3行のリストになります。