旅行の計画を相手が決めてくれない。「どこでもいいよ」に効く4つの手順
2026年9月10日
「どこでもいいよ」と言われて、少しイラッとしたことがあると思います。
やる気の問題に見えますが、実際は、決める作業が最初から片方に寄っています。そして寄せたのは、たいてい提案した側です。
言い方を変えると、こうです。「どこがいい?」は難しすぎる質問です。
「どこでもいい」の中身
この一言は、次のどれかであることが多いです。
- 本当に希望が無い(あなたが行きたい所でいい、と思っている)
- 希望はあるが、却下されるのが嫌(前に出した案が流れた記憶がある)
- 考える材料が無い(相手は下調べをしていない。あなたはもう2時間調べている)
- 決めた後の責任を負いたくない(つまらなかったときに自分のせいになる)
どれも「無関心」ではありません。ここを取り違えると「なんで何も言わないの」という詰め方になって、次からますます言わなくなります。
やってはいけないこと
選択肢をゼロから聞かない。「どこ行きたい?」は、白紙を渡して作文させるのと同じです。調べていない側には答えようがありません。
逆に、全部決めてから見せるのもまずい。「もう予約したから」と言われた側は、参加した実感がありません。次も任せることになります。
この2つの間があります。
うまくいく順番
1. 決める単位を小さく割る
「旅行どうする?」ではなく、「1日目の午後だけ、どっちがいい?」にします。範囲が狭いほど答えやすくなります。
2. 2〜3案に絞って出す
調べた側が候補を出し、選ぶのを相手に渡す。調べる負担と決める負担を、ここで分けます。選ぶだけなら、材料が無くてもできます。
3. 却下されても顔に出さない
これが一番効きます。一度でも「え、そこ?」という反応をされると、次から意見は出てきません。出てきた案は、採用しなくても一度は乗る。
4. 相手が言ったことを、目に見える形で残す
口頭で言った希望は流れます。「温泉行きたいって言ってたよね」と後から出てくると、聞いてもらえたという感覚が残ります。ここが積み上がると、次から自分から言うようになります。
書き出す場所を、2人が触れる所にする
4番が実は一番難しくて、片方のメモアプリに入っていると、相手は思いついても足せません。「言う」しかない状態が続くと、言いそびれたものは消えます。
うちの利用状況でも、2人とも書き込んでいるリストは平均47件、1人だけのリストは平均5件でした。母数が十数件なので参考程度ですが、差が出るのは熱意ではなく、足せる場所があるかどうかだと思っています。
2人で1つのリストを持てて、思いついたほうが足せる——それが欲しくてペアバケットリストを作りました。無料です。ただ、共有メモでもNotionでも構いません。片方の持ち物にならなければ何でもいいです。
決め方そのものの手順は恋人と作るバケットリストに、予算で揉めない順番はカップルの旅行予算に書きました。
次に聞くときは
次の旅行について、候補を2つだけ出して、選んでもらってください。
「どっちがいい?」なら、5秒で答えが返ってきます。それが1回成立すると、次は向こうから案が出てきます。